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2005 年12 月14 日

モルヒネ

引用元
http://www.hospice.jp/oyakudati/1morphine.html

>痛みがモルヒネに反応しないようにみえる場合、その理由を熟慮する。

> * モルヒネに反応しない痛み
> * モルヒネ投与量の不足
> * 投与回数が少なすぎる
> * 頓用方式で投与している
> * 消化管の吸収力が衰えている(まれ)
> * 心理面、社会的な面の問題が放置されたままになっている

>使用の基本原則

> * モルヒネに反応しない痛みには、モルヒネを投与しない。
> * モルヒネにある程度反応する痛みには、鎮痛補助役あるいは薬以外の治療法を併用する。
> * 経口投与とする(bye the mouse)。
> * 時刻を決めて規則正しく投与する(bye the clock)。
> * 個々の患者の必要度にあわせた投与量を用いる。
> * 予想される主な副作用である嘔気と便秘を防止する。
> * 鎮痛効果をよく監視する。

>副作用

> おそくなってから出現するもの
> * うつ状態

>減量

> * 4〜8週間にわたりモルヒネの増量の必要がなく、しかも完全に痛みがないまま過ごしている患者(外来通院となっていることが多い)の一般状態が比較的良好な場合、投与量を適当量減らしてみる(20〜50%量の減量がよい)。
> * その結果、痛みが再発したら、投与量を元の量に戻す。
> * 痛みが再発せず順調であれば、7〜10日後に再び減量する(これを繰り返す)。
> * 投与間隔時間はモルヒネ水であれば、いつも4時間とし、投与間隔時間を延長してはいけない。
> * 痛みがなく患者に眠気があるような時には、モルヒネの量を減らす。目的は痛みを止めて、かつ患者の意識をはっきりさせておくことにある

>薬の投与法と効果の判定

> * 大きな不安や強いうつ状態があると、満足な除痛が得られるまでに3〜4週間かかることが多い。
> * 増量するときは、一般に50%増、少なくとも33%増とする。増量に時間をかけすぎて効果があまりあがらないと、時間が無駄になるばかりか信頼が失われる。
> * 24時間後に痛みが10%以下になっていなければ、薬の服用量を50%増量する。
> * 一度決めたモルヒネ投与量が、十分な除痛をもたらさなくなった場合は投与量を50%増量する。増量を1〜2回行っても、痛みが余り軽減しない場合には、モルヒネに反応しない痛みである可能性が大きい。このような患者では、治療方針の変更を考慮する。
> * 治療に抵抗する痛みの背景には、心理的要因が存在していることが多い。このような患者には、十分に時間をかけて、精神面の援助を行うことが必要であり、抗不安薬や抗うつ薬の処方の必要なことが多い。

なるほど。

投稿者:未定at 09 :21| 戯言 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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